帝国データバンクによれば、食費の値上げによる家計負担額は年間7万円と試算されています(2022年9月22日公表)。
収入階層別にみると、値上げにより「年収329~459万円未満」の世帯では年6万2951円、「年収459~624万円未満」の世帯では年6万9906円の増加とのことです。
厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査の概況」によれば、世帯の所得のより実態に近い中央値(所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値)は440万円。
日本の平均的な世帯年収は400万円台と言え、今回の値上げで年間約6万円の負担増となっていることがわかります。
世帯年収をあげたくても、急に働き方を変えるのは難しいもの。節約やポイ活などを取り入れて食費を抑える方も多いと思いますが、年6万円増となるとなかなか難しいところです。
これまでのように貯蓄が進まなかったり、貯蓄を切り崩すというご家庭も出てくるでしょう。
では、年収400万円台の世帯ではどれくらい貯蓄を保有しているのでしょうか。日本の一般家庭の貯蓄を確認します。