6. 「不労所得」のある老後。目指したいのは年金だけに頼らない暮らし
働きざかりの現役世代の場合、住宅ローンや教育費といった目前の出費が家計を圧迫している世帯も多いはず。老後資金の準備が後回しになるのも致し方ないでしょう。
とはいえ、ローンを払い終わり、子どもたちが独立した頃には、もはやリタイヤ後の生活が目前に迫っています。
ときに数千万円以上とも言われる「老後資金」は、一朝一夕で準備しきれるものではありません。預貯金の確保とともに、上手な資産運用のスタイルを見つけていけるとよいですね。
FIREでうたわれるようなアーリーリタイヤ前提ではなくとも、不労所得を得るための「種まき」は、できるだけ早い時期に意識しておきたいものです。
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
参考資料
- 内閣府「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 小学館「デジタル大辞泉」