住民税非課税世帯に対し、一律5万円を支給することが決定されました。

昨今の物価高を考慮したものですが、実際には住民税非課税世帯のほとんどを「年金受給者」が占めるため、高齢者への優遇だとする批判もあります。

しかし年金で生活する高齢者の生活は、必ずしも安定しているとも言えないのです。

今回は「年金から天引きされるお金」にフォーカスをあて、天引きされる人とされない人の違いについてまとめていきます。

実際の受給額も確認しましょう。

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1. 厚生年金と国民年金から天引きされるお金は4つ

年金から天引きされるお金には、以下の税金と社会保険料があります。

  • 所得税および復興特別所得税
  • 個人住民税
  • 介護保険料
  • 健康保険料

例えば年金の額面が月額15万円とすると、上記のお金が天引きされることで13万円台になります。

年金からも容赦なく天引きされるということに、驚いた方も少なくないでしょう。

一方で、年金から天引きされない人がいるのも事実です。この違いは何なのでしょうか。くわしく見ていきましょう。