3. 70歳代の貯蓄はいくらか、分布も見る
続いて、70歳代の貯蓄について金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(令和3年)」より円グラフで確認しましょう。
3.1 70歳代以上世帯の金融資産保有額
- 平均2209万円
- 中央値1000万円
分布を見れば「3000万円以上」が22.1%、「2000~3000万円以上」が11.9%です。
一方で貯蓄ゼロ世帯も約2割。約6割強は2000万円以下となっています。
平均よりもより実態に近い中央値は1000万円です。貯蓄が1000万円の場合、月5万円ずつ取り崩しをすると、約16年で貯蓄がなくなってしまいます。
老後の生活では、生活費だけでなく、医療費や介護費などがかさむケースもあります。万が一のリスクを考慮した上で資産準備をすることが重要です。