人生100年時代、老後資金を不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
平均寿命が年々伸びており、「長生きリスク」という言葉もよく耳にするようになりました。
厚生労働省の「令和3年簡易生命表の概況」によると、日本人の平均寿命は男性81.74歳、女性87.57歳となっています。
一般的に女性は男性よりも長生きする傾向があり、平均寿命と健康寿命の差は男性に比べ女性は大きく、その分の医療や介護の備えが必要となる可能性があります。
男性より平均寿命の長い高齢女性の数は、今後も増加していくといわれています。
日本の高齢化とともに、老後資産の備えについては平均寿命を参考に検討してみるのも良いでしょう。
老後の生活の柱である「公的年金」ですが、受給開始は原則65歳です。
平均寿命までの期間は、男性で約16年、女性は約22年。あくまでも目安ではありますが、その期間は「年金と貯蓄」で生活していくことになります。
実際に老後生活に入っている方の「年金や貯蓄」はどれくらいの金額なのでしょうか。
今回は、70歳代の「年金・貯蓄事情」についてグラフを使ってまとめていきます。