【65歳以上の仕事】雇用形態は?
雇用形態も確認しましょう。
高齢就業者は「役員を除く雇用者」が57.0%と最多となっており、「自営業主・家族従業者」が30.7%、「会社などの役員」が12.3%となっています。
さらに「役員を除く雇用者」を雇用形態別にみる と、「非正規の職員・従業員」が76.5%。そのうち「パート・アルバイト」は52.5%と最も高くなっています。
65歳以上は非正規雇用で働く人が多いとわかります。また、自営業者の割合も多いことがわかるでしょう。
業種や職種によっても雇用形態はさまざまですが、定年前とは違いパートや自営業で働く方が多いことは一つの傾向として覚えておきましょう。
まとめにかえて
65歳以上の貯蓄は平均では2000万円を超えていたものの世帯差が大きく、年々働く高齢者が増えていることもわかりました。
相次ぐ物価高に2022年度の年金受給額の減額、また70歳までの就業機会の確保、75歳まで繰下げ受給が可能になるなど、働く高齢者が増えることは今後も考えられます。
長く働くことを見据えたライフプランやキャリアプラン、またそれにあわせたマネープランを考えることは今後も重要となっていくことでしょう。
参考資料
宮野 茉莉子