将来受給できる年金が年額220万円と聞くと、安いと感じるでしょうか。高いと感じるでしょうか。

厚生労働省が2022年3月25日に公表した「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、新規学卒者の平均年収は大学卒で225万4000円です。

こちらと同じ水準が年金として受け取れると考えると、「羨ましい」と感じる方もいるかもしれません。

ただし、「社会人は給与天引きがあるけど、年金は丸々もらえるのだから羨ましい」と感じているのであれば、それは誤解です。

実は厚生年金や国民年金からも、税金や保険料は容赦なく天引きされるのです。

では厚生年金が年額220万円の場合、どれくらいの保険料が天引きされるのでしょうか。

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