2. 年金が年額220万円なら後期高齢者医療保険料はいくらか
天引きされるお金として見過ごせないのが、後期高齢者医療制度の保険料です。75歳以上の方が自動的に加入する公的保険で、加入者全員に保険料の支払義務があります。
東京都にお住まいの場合、保険料は均等割額4万6400円+所得割率9.49%の合計で求めます。
年金が年額220万円(月額約18万円)の場合、計算式に当てはまると保険料が10万700円になります(年金以外に収入がない独身世帯の場合)。
「所得が高いほど保険料が高い」というのはイメージしやすいのですが、見過ごしがちなのが均等割や所得割の軽減があること。
総所得金額等が一定以下の場合、それぞれに軽減措置があるのです。
これにより、例えば年金が173万円の人は保険料が3万7400円に、年金が168万円の人は保険料が2万1000円に抑えられます。
反対に言えば、年金が少し上がるだけで保険料がぐんと上がる可能性もあるということです。
年金は、受給開始を65歳より後に繰り下げることで増額できる制度があります。ただし、繰下げ受給をあげることで税金や保険料が跳ね上がることもあるので、注意が必要です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)