会社員として勤めている方は、厚生年金に加入しています。毎月の保険料は給与天引きされるため、手取りが低いことにため息が出てしまうものですが、将来の年金は手厚くなるというメリットがあります。
さらに年金の受給額を増やしたい場合、「繰下げ受給」という制度を利用することができます。
受給開始を65歳よりも後に後ろ倒しすることで、最大で84%も年金受給額を増やせるという制度です。
こう聞くと、「長生きしなければ損をしそう」と感じるかもしれません。実際にその通りで、早くに亡くなれば損をしてしまうのが繰下げ受給のデメリット。
実は、それ以外にも繰下げ受給のデメリットが潜んでいます。年金を増やすという夢のような制度に隠れた落とし穴について、確認していきましょう。