4. 長く続くられる仕事選びを
独立行政法人労働政策研究・研修機構の資料によれば、「経済的理由」が60歳代で働く理由の76.4%を占めています。それだけ、老後の生活について不安視している人が多いことの裏返しでしょう。
特にこの相次ぐ物価高では、辞めるに辞められない人、仕事を再開した人もいるのではないでしょうか。
60歳代でも半分以上が働く今、長く続けられる仕事選びは重要といえそうです。現役生打の方も長い目で見たキャリアプランを立てる必要があるでしょう。
加えて、流動性の高い預貯金も大切ですが、老後を見据えた際には資産運用を一つの選択肢として取り入れてみるのもよいでしょう。運用益が非課税になるNISAやiDeCoをはじめる方も増えています。
自分のことは自分で守らなければならないからこそ、老後に向けてできることを考えましょう。
参考資料
- 帝国データバンク「10月~12月に「値上げラッシュ」懸念」
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199 60代の雇用・生活調査」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荻野 樹