2. 厚生年金「月15万円以上」の割合は何割か

さっそく、厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに厚生年金の受給額と受給額ごとの受給者分布を確認しましょう。

厚生年金の総受給者数(男性):1071万6244人
厚生年金の平均受給額(男性):16万4742円

  • 1万円以上5万円未満:13万857人(1.2%)
  • 5万円以上10万円未満:99万1194人(9.2%)
  • 10万円以上15万円未満:262万1055人(24.4%)
  • 15万円以上20万円未満:444万7680人(41.5%)
  • 20万円以上25万円未満:223万4397人(20.8%)
  • 25万円以上30万円未満:27万4715人(2.5%)
  • 30万円以上:1万6346人(0.1%)

上記の結果によると、月15万円以上の年金を受給できる割合は全体の約65%です。

男性の半数以上が月15万円以上の年金を受給できているわけですが、なかにはこのような疑問を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

「はたして自分はその2人に1人の中に入れるのか?」そして、「老後は月15万円で充分生活していけるのか?」

そこで、次の項では自分が将来受け取れる年金受給額の確認方法と老後の生活費はいくら必要なのか?という事について詳しく解説していきたいと思います。

また、こちらの調査にある年金受給額には国民年金(基礎年金)が含まれています。この金額に上乗せで国民年金まで受け取れる訳ではないので、ご注意ください。