「年収600万円世帯で貯蓄約1000万円」でも心もとないワケ。投資はできるのか、その内訳を確認
月5万円・15年間運用した結果も試算
iamnoonmai/istockphoto.com
食料品だけでなく電気料金の値上げに、厳しい猛暑。
「もはや節約だけでは対処できない」と、年収を上げることを検討されるご家庭もあるのではないでしょうか。
国税庁の「令和2年(2020年)分民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者の平均年収は約433万円。
平均よりちょっと上、「年収600万円」をまずは目指したいと考える方も多いでしょう。
ちなみに、同資料によると、業種別の平均年収は高い順に「電気・ガス・熱供給・水道業」で715万円、「金融業、保険業」が630万円、「情報通信業」が611万円です。
今回は「年収600万円の世帯」に視点をあてて、その貯蓄額を見ていきます。
最近は老後資金の不安がさけばれ、「貯蓄から投資へ」の流れもありますが、年収600万円世帯の貯蓄の内訳もみていきましょう。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。