60代の働く意欲の実態。みんなは何歳まで働きたいと思っているのか
同調査によると「所属先の企業が定めている定年の年齢」は60歳が約7割、65歳が約2割、定年なしはわずか3.4%にとどまっています。
多くの方にとって、働かなければ60歳の定年後~年金の受給開始まで約5年間は無収入となってしまう状況です。
そこで、50代と60代を対象に「いつまで働き続けたいか」を集計した結果をみてみましょう。
60代・働き続けたい年齢
- ~69歳:54.1%
- 70歳:28.3%
- 71歳以上 生涯働けるまで:13.1%
- わからない:4.6%
50代・働き続けたい年齢
- ~60歳:28.3%
- 61~65歳:39.1%
- 66~69歳:1.7%
- 70歳:13.0%
- 71歳以上 生涯働けるまで:12.1%
- わからない:5.7%
71歳以上も働ける間は生涯働きたいという人は50代・60代ともに1割程度いるようです。
しかし、年金受給開始後の66歳~69歳の間に働きたいと思う人の割合は、50代はごくわずかであるのに対し、60代では半数以上となっています。
実際に60代をむかえた時の貯蓄額や年金の見込額によって「まだ働いた方が良さそうだ」と判断する人が増加するものと想定されます。