2023度より部活動の地域移行がスタートする

文部科学省は、2020年に「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」を発表しました。その中には部活動改革のスケジュールが盛り込まれ、段階的に学校から地域に移行する案が提示されました。

それを受ける形として2022年6月にスポーツ庁から「運動部活動の地域移行に関する検討会議提言」が公表され、国による部活動改革が始動しようとしています。

対象となるのは主に公立中学校の運動部です。まず、2023度より段階的に休日の部活動に関して地域移行が進められ、2025年度末までの移行完了を目標にしています。

出所:文部科学省「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革のスケジュール」

また、地域によっては平日の部活動についても更なる地域移行を進めていくとしています。これまで勝利主義に傾きがちな大会運営の見直しも含んでおり、部活動を巡る一大転機となる改革です。

「部活は学校で行うもの」「教員が部活動の顧問をする」という考えが定着している中、全国一斉に進められるまさに一大改革です。

受け皿となる地域のスポーツ団体との協議や実施はもちろんのこと、専門知識を持つ指導者の確保といった課題もあります。

また、生徒の多い地域と少ない地域では解決すべき問題点も異なります。地域のスポーツ施設の充実に差もあります。全国一律で歩調を合わせて進めることは難しく、自治体により取り組み方を構築していく必要があります。

とはいえ、学校以外との繋がりを持つようになれば人目に触れる機会が増えます。ブラック部活になりやすい閉鎖的な環境が取り払われていく効果も期待できます。