家族の銀行口座から本人以外がお金を引き出す事態に備えるには
将来、もしかしたら、家族の銀行口座からお金を引き出すことになるかもしれません。そうなったとき、「いちいち、銀行窓口に確認をとりながら、手続きをするのは面倒…」という人がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな人のために、備えられるサービスがあります。
代理人指名手続
代理人指名手続というのは、預金名義人が銀行窓口へ行くことができないとき、代理となる親族(2親等以内)を指定しておけば、指定された親族が、本人に代わってお金を引き出すことができるしくみです。
代理人指名手続を利用するには、事前に預金名義人自身が、銀行窓口で申込をしておく必要があります。その際、準備するものは、代理人指名を申込む口座のキャッシュカードまたは通帳、本人確認ができるもの(運転免許証など)、届出印です。
代理人キャッシュカード
上記の代理人指名手続は、預金名義人に代わってお金を引き出す親族をあらかじめ伝えておくものです。その場合、やはり銀行窓口に行ってお金を引き出すことになります。
「窓口に出向かなくてよい方法はないかな?」と思ったら、代理人キャッシュカードを発行してもらえば、ATMで入出金ができるようになります。
発行された代理人キャッシュカードは、預金名義人が、銀行窓口で申込をすれば発行されます。それを代理人となる親族へ渡しておけば準備完了です。
その際、準備するものは、代理人キャッシュカードを申込む口座のキャッシュカードまたは通帳、本人確認ができるもの(運転免許証)、届出印です。
なお、代理人指名手続についても、手続きなどが銀行ごとに違う場合がありますので、事前に確認しましょう。