年収600万円も生活レベルは人それぞれ
平均年収600万円を達成する職種や、一般的な年収600万円世帯の貯蓄・負債、家庭のすがたを確認しました。
貯蓄額は1000万円を超えているものの、18歳未満の子どもがいる世帯が平均的です。そのため、今後教育費の負担が大きくなるでしょう。
純貯蓄が300万円に満たないことを考えると、教育費の先にある「老後資金」も心もとなく感じられます。
現段階で生活が苦しくない世帯であっても、いずれ経済的に苦しくなる局面がくるかもしれません。まずはライフプランをしっかり把握することで、「お金の貯め時・お金がかかる時期」を知っておきましょう。
例えば車を7年ごとに買い替えている家庭では、子どもの入学年度とかぶらないか事前に知ることが重要です。もしかぶるのであれば、車の買い替えを次の車検にずらすなどで、支出時期をコントロールできます。
今回は平均的な家庭の様子をご紹介しましたが、言うまでもなく生活レベルは居住地や家族構成等に左右されます。
「我が家にとって必要なお金」を意識することで、長期的なマネープランを立ててみましょう。
参考資料
- Job総研「2022年 年収実態調査」
- 転職サービスdoda「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」
太田 彩子