遺族年金は、一家の大黒柱が亡くなった場合、残された家族の生活を支える社会保険制度です。自営業の人は「遺族基礎年金」しか受給できませんが、会社員や公務員の人が亡くなった場合、「遺族厚生年金」も受給できる可能性があります。
配偶者が会社員や公務員の場合、「万一ときに遺族厚生年金はいくらもらえる?」「共働きだからほとんど出ないのでは?」などの疑問を感じている人もいるでしょう。
本記事では、遺族厚生年金の受給額について解説します。共働き世帯や専業主婦、公務員などケース別で計算例を紹介しますので、世帯状況に応じた計算方法を確認しておきましょう。
1. 遺族厚生年金「誰がもらえる?」受給要件をみる!
遺族厚生年金を受給するには、亡くなった人と遺族のそれぞれが一定の要件を満たさなければなりません。亡くなった人の要件は次の通りです。
- 厚生年金保険に加入中に死亡したとき
- 厚生年金の加入中に初診日がある病気などで初診日から5年以内に死亡したとき
- 1級・2級の障害厚生(共済)年金を受けとっている人が死亡したとき
- 老齢厚生年金の受給権者または受給資格者(年金制度に25年以上加入していた人に限定)が死亡したとき
対象となる遺族は、亡くなった人に生計を維持されていた配偶者や子ども、父母、孫、祖父母です。実際には以下の優先順位の高い人が、遺族厚生年金を受給します。遺族が夫や父母、祖父母のときは死亡時年齢など一定要件を満たさなければなりません。
