【要介護認定】新たに判定し直す「区分変更申請」とは
区分変更申請とは認定調査を再度行ない、新たに判定をし直すことです。
たとえば、有効期間の途中に身体機能が悪化した場合や、認知症が急激に進行した場合など心身の状態が悪くなったり、介護の状況が変わったりした時には市区町村窓口で区分変更申請ができます。
注意点として区分変更申請をした結果、要介護度が高くなると利用できる介護サービスの量や種類は増えますが、同時に利用料金の負担が増えることがあります。
なお、更新申請や区分変更申請の手続きは担当ケアマネジャーが代行してくれる場合もありますので相談するといいでしょう。
まとめにかえて
要介護認定の申請方法とその流れを解説しました。
日常生活で介護が必要となったときに、市区町村の窓口へ申請して要介護認定を受けることが介護保険サービスを利用するための最初の一歩となります。
慌てずスムーズに介護生活を始めるためにも、要介護認定の申請から認定までの一連の流れはしっかりと理解して手続きを進めましょう。
参考資料
- 厚生労働省老健局「介護保険制度の概要」(令和3年5月)
- 厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索(介護サービス情報公表システム)」
- 厚生労働省「要介護認定 認定調査員テキスト2009」
- 厚生労働省老人保健課「要介護認定の仕組みと手順」
中谷 ミホ