【要介護認定】申請後~認定までの流れ
次に申請後から認定されるまでの流れをみていきましょう。
認定調査
一般的に申請から10日前後で市区町村などの調査員が自宅や施設等を訪問して、心身の状態を確認するための認定調査が行われます。
調査では「身体機能・起居動作」や「生活機能」「認知機能」など、74項目の基本調査や特記事項等の聞き取りや実際の身体の動きを確認します。
調査で反映される期間は調査日より概ね過去1週間の心身の状況と決められています。
たとえば、1ヶ月前に怪我をして歩けなかった人が、調査日には回復して歩いている場合には、現在の状態が調査に反映されます。
また、認知症によるBPSD(暴言・興奮・徘徊等)については、概ね過去1ヶ月以内の状態を反映します。
審査判定
審査判定は客観的で公平な判定を行う必要があるため、二段階の判定で行われます。
- 一次判定
調査結果と主治医意見書の一部の項目はコンピューターに入力され、全国一律の判定方法で要介護度の判定が行われます
- 二次判定
次に、一次判定の結果と主治医意見書に基づき、市区町村が設置する「介護認定審査会」によって要介護度の判定が行われます。