受け取り方によって手元に残る額が変わる
企業年金は受け取り方法を自分で選択できるというメリットがありますが、受け取り方によって税額が異なり、手元に残る金額も変わります。
一般的には一時金で受け取る方が控除額も大きく、税額も少なくなる傾向にありますが、そのぶん定期的に年金形式で受け取れる額も少なくなります。さらに、企業年金の種類によっては、運用結果次第で予想していた額よりも受取額が少なくなる可能性もあります。
リタイア後のライフプランを考えながら受け取り方法を考えることはもちろん、税金についても実際にどのくらいの税額になるのかを税理士に相談し、一時金で受け取る方がいいのか、年金形式の方がいいのか、さらに一時金と年金形式を併用するなら、その配分についてもよく検討してから受け取るようにしましょう。
参考資料
新井 智美