企業年金を受け取る際には、公的年金と同様に所得税そして住民税の課税対象となります。

課税方法は受け取り方によって異なります。

ここでは、所得税の課税の仕組み、そして企業年金を受け取る際の課税の流れについて解説します。

年金収入にかかる税金

公的年金や企業年金などの年金収入は、通常「雑所得」として取り扱われます。そして、所得に応じた所得税および住民税が課税されます。

雑所得の所得金額は、収入金額から必要経費を差し引いた額ですが、公益年金や企業年金を受給した場合は、必要経費に代えて「公的年金等控除額」を差し引いて計算します。

この公的年金等控除額は、年金を受け取る人の年齢や年金以外の所得の合計金額によって異なる点に注意が必要です。