豊かな老後を過ごすための工夫を
60代で3000万円以上の貯蓄を持つ人は全体の2割以上いる一方、60代貯蓄の中央値は810万円と決して高くない数値になっています。これらの数値からいえるのは、十分な貯蓄がある60代と貯蓄がない60代とで二極化しているということでしょう。
貯蓄が少ない60代が老後の暮らしを成り立たせるためには、できる限り長く働く、節約を心掛けるといった方法を挙げられます。また、公的年金の受給時期を繰り下げることで、受給額がアップします。
仕事の面とお金の面、両方あわせた対策を考えると得策といえそうですね。
ゆたかな老後を過ごすために、自分にとって何ができるのか今一度考えてみてください。
参考資料
西田 梨紗
執筆者
学習院女子大学(国際交流学部・国際コミュニケーション学科卒)卒業。学部3年次にワシントンD.C.に所在する政府機関に訪問し、国際社会における日本の在り方について考えた。大学在籍中にファイナンシャルプランナー3級を取得。その後、都内大学院に進学し、19世紀アメリカにおけるライフスタイル、女性の生き方、女子教育・個人主義などについて研究。これらの知見を活かし、教育にかかる費用や貯蓄、公的年金制度などの金融&ライフをテーマとした記事を中心に執筆している。時代とともに変化する女性の進学・就職・キャリアの動向や、近年増加傾向にある「おひとりさま」の生き方を官公庁の統計データ等から紐解き、現代社会と絡めて考えていくスタイルの記事を得意とする。(2024年3月11日 更新)