年金は原則として偶数月に支給されますが、その際に年金に上乗せして受け取れる「年金生活者支援給付金」という制度があるのをご存じでしょうか。
この給付金は、公的年金の収入額やその他の所得額が一定基準以下の方々の生活を支援する目的で設けられています。
特に遺族年金を受給しているご家庭では、お子さんの人数によって支給額の計算方法が変わるため、仕組みを詳しく知りたい方も多いかもしれません。
この記事では、厚生労働省の公表資料を基に、年金生活者支援給付金の概要、2026年度からの増額内容、そして遺族年金生活者支援給付金の具体的なポイントについて、わかりやすく解説していきます。
1. 「年金生活者支援給付金」とは?遺族年金など3種類ある2019年開始の制度
年金生活者支援給付金は、公的年金に加えて支給される給付金で、2019年10月に開始されました。この制度には、以下の3つの種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれ「老齢・障害・遺族」の基礎年金を受給している方で、公的年金などを含めた所得が一定の基準を下回る場合に、2カ月に1度、年金と一緒に支給される仕組みです。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
ファイナンシャルアドバイザー。秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)