5月ももう終盤です。
ボーナスシーズンが近づく中、自分のお金の使い方について考えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メットライフ生命保険が公表した『「老後を変える」全国47都道府県大調査2021』によると、全年代を通して「老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額」は、2853万円という結果になりました。
一時期、「老後2000万円問題」という話とともに「2000万円」という金額が注目を集めましたが、現在ではより多く「3000万円」を欲しいと考える人が多いことがうかがえます。
1. 貯蓄3000万円、日々どのような努力をすべきなのか
3000万円という大きな金額も、基本的には日々の積み重ねです。
今すぐ始められそうなものとしては、「お金の使い方を見直す」ということではないでしょうか。
そこで、LIMOで過去配信した「「貯蓄3000万円」達成している世帯、年収はどれくらい?」から、以下、見直しポイントを2つ紹介します。
1.1 見直しポイント①:節約の方法
まずは、節約方法。
例えば「こっちのほうが〇円安いから」という理由で、買い物のたびに、あちこちのお店をはしごする…といったことをしていませんか。
また、徒歩で数分のお店に行けばすぐに手に入るものを、「ネットのほうが安いかもしれない」「〇%OFFのクーポンがあるから」と、1時間もかけて検索してしまった…なんてこともあるかもしれませんね。
でも、よくよく考えてみれば、その努力で1,000円を節約できたとしても、毎日毎日、何分もそこに費やしてしまっていたとしたら…。
むしろ、その小さな金額は払ってしまって、そこに使う時間分の仕事をしたほうが、手元に残る金額は大きいかもしれません。
よく言われることですが、やはり節約効果が大きいのは、「住居費」「保険」「光熱費」「通信費」といった「固定費の節約」です。
多少手続きは面倒ですが、住宅ローンの借り換え、保険の見直し、電気やガス、携帯料金のプランの見直しなどを行うことで、月々数万円も安くなったという事例はたくさんあります。
1.2 見直しポイント②:使うべきところ
次に振り返ってみたいのが、自身のお金の使いどころ。何でもかんでも、「手出しが少ないほうが節約になる」などと考えていませんか。
例えば、家電を買う時に「使いたい機能が制限されて10万円」と「使いたい機能(しかも高機能)がついて15万円」があったとしましょう。
前者は確かに安く済みますが、使っていくうちに「もうちょっとこうだったらよかったのに」というストレスが積み重なることが十分に考えられます。
つまり出費に対する満足度が低い。
下手をすると早めに買いなおす羽目になり、トータルで見たときに余計に出費していた…ということもあるかもしれません。
使うべきところでは使い、使う必要のないところは削る、というメリハリのある使い方をしたほうが、長い目で見たときに最終的には節約になる…ということなのでしょう。
以上、「「貯蓄3000万円」達成している世帯、年収はどれくらい?」から、見直しポイントを紹介してきました。
2. 年代別の貯蓄額の実態
では実際、みんなの貯蓄額はどのようになっているのでしょうか。
ここで、総務省統計局が公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上世帯)」より、各年代の貯蓄額の平均を確認してみます。
- 平均:1454万円
- 20代:414万円
- 30代:772万円
- 40代:1134万円
- 50代:1775万円
- 60代:2207万円
- 70代以上:1883万円
50代は1775万円ともう少しで2000万円達成という状況であり、60代は2000万円台に乗ってきます。
しかし、平均で3000万円を達成している世代はない状況です。
3. 貯蓄3000万円持っている世帯はどのくらい?
次に、「貯蓄3000万円を達成している世帯」がどのくらいの割合なのかを見てみます。
前述の『家計調査報告(貯蓄・負債編)―2021年(令和3年)平均結果―(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)』より、貯蓄現在高階級における世帯数(抽出率調整済実数)を以下に抜き出しています。
- 100万円未満 …412,625世帯
- 100万円以上200万円未満 …224,810世帯
- 200万円以上300万円未満 …204,061世帯
- 300万円以上400万円未満 …203,062世帯
- 400万円以上500万円未満 …183,198世帯
- 500万円以上600万円未満 …177,366世帯
- 600万円以上700万円未満 …164,199世帯
- 700万円以上800万円未満 …131,833世帯
- 800万円以上900万円未満 …129,029世帯
- 900万円以上1,000万円未満 …109,516世帯
- 1,000万円以上1,200万円未満 …177,611世帯
- 1,200万円以上1,400万円未満 …171,293世帯
- 1,400万円以上1,600万円未満 …129,393世帯
- 1,600万円以上1,800万円未満 …118,476世帯
- 1,800万円以上2,000万円未満 …83,697世帯
- 2,000万円以上2,500万円未満 …174,220世帯
- 2,500万円以上3,000万円未満 …129,697世帯
- 3,000万円以上4,000万円未満 …170,572世帯
- 4,000万円以上 …289,031世帯
※抽出率調整済実数とは、層ごとに抽出率が異なるので,抽出率の逆数に比例した調整係数と労働力調査による比推定比を集計世帯に乗じて得た世帯数を1万分比で表章したもの
上記をもとに計算すると、3000万円以上の貯蓄を保有している世帯は約13.6%ということになります。
4. 貯蓄3000万円以上達成している世帯の年収のボリュームゾーン
では、貯蓄3000万円以上を達成している世帯の年間収入は、どのような状況でしょうか。
※ここでの世帯数分布は10万分比ですのでご注意ください。
上記の表を見ると、年間収入200万円未満、300万円代という比較的低めのゾーンにも一定数の世帯はいます。
しかし、最も多いのは年間収入1500万円以上のゾーンです。
その次に、1000万~1250万円、800万~900万円と、高めのゾーンが続いています。
5. まとめにかえて
今回は、収入と貯蓄の関係について紹介してきました。
ボーナスの受け取りが近づく中、ぜひ、一部を貯蓄に回すことも考えてみてはいかがでしょうか。
貯蓄は日々の長期戦。できることから、早速始めていきましょう。
【追記】2022年7月27日に追加で編集を行いました。

