コロナ禍で企業の財政状況が悪化して、仕事を失ったりお給料が減ったりする人が増えています。

これまで以上に貯蓄の必要性を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、LIMOで過去配信した「元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選」を引用しながらお金が貯まらない人に共通の特徴を振り返り、貯蓄の基本についてもご紹介します。

1. 日本人の貯蓄額の平均はどれくらいか

総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、まずは二人以上世帯の貯蓄を確認しましょう。

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出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)『Ⅰ 貯蓄の状況 』」

二人以上世帯の貯蓄現在高は1880万円です。

なお、年間収入は633万円となっています。

貯蓄保有世帯の中央値は、1104万円です。

2. お金が貯まらない人にありがちな特徴3選

お金が貯まらない人にはどのような特徴があるのでしょうか。

過去配信した「元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選」を引用してご紹介します。

2.1 いつも頭に「節約」の二文字がある

貯金の方法は、突き詰めると「収入を増やす」「出費を減らす」「資産運用する」の3通りしかありません。

家計が赤字では貯金はできませんが、節約生活で我慢を続けていると知らず知らずのうちにストレスがたまってしまいます。

「今日はがんばったから自分にご褒美」「たまにはムダ遣いしてもいいか」といった口実で浪費してしまう人もいるのではないでしょうか。

それが積み重なると、「がんばっているのに貯金が増えない」といった事態になりかねません。

がむしゃらに節約するのではなく、まずは収入や固定費を洗い出して「自由に使えるお金はどのくらいなのか」を知るところから始めましょう。

2.2 自分が何にお金を使っているかわからない

財布や銀行に、今お金がどのくらいあるか言えますか?

「見当もつかない」という人は、お金の使い方を見直しましょう。

大きな出費だけでも目につきやすい場所に記録しておくと、ムダ遣いを防ぎやすくなります。

自宅にいながらスマホひとつで買い物ができるようになったことで、一時的な欲求のままに購入ボタンを押してしまう人が増えています。

特に、お酒に酔っているときは要注意です。

欲しい物が出てきたら、次の日まで購入を待ってみましょう。

考え方が変わるかもしれません。

2.3 利用している銀行は1つだけ

使っている銀行が1つしかないと貯金と生活費を区別できないため、貯めていたつもりのお金をいつのまにか使ってしまうおそれがあります。

基本的に1つの銀行にはプライベート用の普通預金口座を複数開設できません。

自分名義の口座が1つしかない人は定期預金を上手に活用しましょう。

ただし、預貯金が保護されるのは1銀行あたり元本1000万円と利息のみです。

複数の銀行に口座を開設して生活費用と貯金用に分ける方法も効果的です。

口座開設の手続きを面倒だと思う人もいるかもしれませんが、ネット口座なら比較的簡単に口座が作れます。

高金利の定期預金を扱っているケースも多く、賢く利用すれば普通の銀行にお金を預けるよりもお得です。

以上、「元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選」から、お金が貯まらない人に共通の特徴を振り返ってきました。

3. 貯蓄の基本とは

「今、どのように収入を増やすのか」を考えることも重要ですが、「老後に向けてどう増やすか」を考えるのも重要です。

そこで、老後に向けた貯蓄におけるポイントを2つ紹介します。

1. 世界株式への投資

投資するうえでまず考えたいのは、「その資産に成長性はあるか?」という点です。

一般的には、成長性の高い資産はリスクも同様に高くなりますが、それでも高いリターンを狙うのであれば、そのリスクを取ることが重要となってきます。

先進国は経済成長が熟しつつある一方、新興国も含めた「世界株式」というくくりでは、より高い成長性が期待できるでしょう。

2. 長期積立による長期運用

次に重要なのが、「長期・積立・分散」です。

金融商品の価格は日々変動しますので、大きな金額で一括で買うと、値下がりした際に大きな損を計上してしまう可能性があります。

一方、定期的に積立投資する場合は、価格が高い時には少量、価格が低い時には多量に買い付けます。

取得するタイミングを分散させることで購入単価が均され、値動きの影響を受けにくくなります。

4. 自分ができるところから貯蓄を始めよう

いかがだったでしょうか。

いきなり生活をガラリと変えるのは難しいかもしれませんが、まずはできることから実践していきましょう。

参考になれば幸いです。

4.1 【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【追記】2022年7月28日に追加で編集を行いました。

参考資料