4. 「自分の年金目安額」どう調べれば

女性の年金受給額を見ていきました。平均やボリュームゾーンを知ることで、「思ったより少ない」と感じた方もいるかもしれません。

これらは「現在のシニア」の受給額なので、私達が受給する頃には水準が変わっています。そしてその水準は、今より低くなる可能性が高いのです。

平均寿命が長い女性の場合、老後も長期間になることを想定したマネープランが必要です。そのために「収入目安」として年金見込額を把握しておきましょう。

誕生月に送られてくるねんきん定期便には必ず目を通りましょう。ただし50歳未満の場合、「今までの納付実績に応じた見込額」しか載っていないため、実際よりも少ない金額になります。

詳細にシミュレーションしたい場合は日本年金機構が運営する「ねんきんネット」を利用してみるといいでしょう。

今後の働き方等によっても見込額が変わるため、定期的にチェックするのが理想です。

見込額を知ることができれば、そこでようやく将来プランの第一歩です。老後の支出も考えて見ることで、足りない分の貯蓄を始めていきましょう。

預貯金・保険・資産運用などでバランスよく備えていきたいですね。

参考資料

太田 彩子