先日8月6日に総務省で発表された「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」でも日本の人口が減り、高齢化が進んでいるということがわかりましたが、でも、それが「私たちの暮らしにどう影響するのか」具体的にイメージするのは難しいかもしれません。今回は厚生労働省の「100人でみた日本」という分かりやすい統計データをもとに、日本の「人口構成、労働の現場、福祉と健康」などの現状と課題を解説します。この現状を「それってどうなの?」と考えるきっかけにして、自分事として捉えていきましょう。

1. 100人でみた日本の人口構成とは

【性別】

  • 男性:48.6人
  • 女性:51.4人

【年齢】

  • 15歳未満:11.4人
  • 65歳以上:29.1人(このうち75歳以上:16.1人)

日本の人口における男女比は、ほぼ半々だが女性の方が男性よりわずかに多いことがわかります。また、15歳未満の子どもが11.4人に対して、65歳以上が29.1人、そして、このうち75歳以上が16.1人を占めており、高齢化が急速に進んでいる現状がみえてきます。