2. 100人でみた日本の労働現場とは

「100人でみた日本」労働について

「100人でみた日本」労働について

出所:厚生労働省「令和6年版厚生労働白書(100人でみた日本)

【仕事についている人は54.3人】

  • 自営している人:4.1人
  • 雇われている人:48.9人
    →男性:26.4人/女性:22.5人

【雇用形態】

  • 正社員:29.1人
  • 非正規雇用:16.5人
    →パート:8.3人、アルバイト:3.7人、派遣:1.3人、契約社員・嘱託:3.2人

【勤務時間】

  • 週35時間未満(短時間):17.5人
  • 週60時間以上(長時間):2.9人

雇用されている人が48.9人いる一方で、自営している人はわずか4.1人。100人のうち仕事をしている約半数が「雇われる側」であるこの事実は、現代の日本の働き方の偏りを示しているとも考えられます。「それってどうなの?」と問いかけたくなるようなこの現状は、私たちの働き方や価値観について再考するきっかけになりますね。

また、働き方も多様化しており、正社員の次にパートとして働く人が多いこと、また派遣や契約社員・嘱託といった非正規雇用も一定数いることがわかります。さらに、週35時間未満の短時間労働者が17.5人いる一方で、週60時間以上の長時間労働者も2.9人います。働き方の多様性の裏では、「労働時間の二極化」などさまざまな課題がある可能性がみえてきます。