4. 「それってどうなの?」と問いかけたくなる日本の現状をまずは理解すること
今回は、厚生労働省が公表している統計データ「100人でみた日本」をもとに、日本が抱えている日本の「人口構成」「労働の現場」「福祉と健康」の現状課題について詳しく解説しました。
人口構成や福祉と健康のデータから見ても分かるとおり、日本は高齢化が急速に進んでいます。データを見ると若い働き手の数が少なくなっているため、人口減少に伴い今現在ある社会保障制度が今後も同様の社会保障制度を維持できるのか?という不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
また、高齢者の数が増えていくことで介護や医療の負担が増加する等の課題もあります。ただ、現代の働き方からも分かるとおり今は「どういう形で働くか?」や「家庭を持つ・持たない」など個人のライフスタイルは多様化しています。
人口を増やすには、婚姻数が増えて出生率が上がると良いですが、なかなかそう簡単に婚姻数を増やすのは難しいでしょう。では、人口減少に伴うこれらのリスクにどう対策をしていくか?と聞かれると話題が大きすぎるため混乱してしまいそうになりますが、とりあえず自分にできることを始めていくことが大事でしょう。
例えば、介護や医療の負担が増えそうだと思うなら、負担が増えたときに備えられるように今のうちから蓄えを準備しておく等です。「日本が抱える課題」と聞くと話が壮大すぎて少し困りますが、まずは「自分ができること」をとりあえず実践していくことを心がけて行動にうつしていきましょう。
参考資料
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和7年1月1日現在)」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数のポイント(令和7年1月1日現在)」
- 厚生労働省「令和6年版厚生労働白書(100人でみた日本)
鶴田 綾