気疲れと定期テストが一挙に押し寄せる

一時期はブラック部活動問題なども問題になりましたが、今は教職員の働き方改革や見直しにより、以前のような休日練習や長時間練習は徐々に減ってきています。

とはいえ、はっきりとした上下関係がある中で新しい人間関係を構築していくのは容易ではありません。

そして、小学校時代にはなかった定期テストも「中1ギャップ」で悩む一因となっています。単元ごとにカラーテストが実施されていた小学校とは異なり、中学校の定期テストは1年間で4、5回程度です。

テストの回数が極端に少なくなり1回のテストの範囲も長く、どの単元が苦手なのか自覚しないまま次の単元へと進んでしまうこともあります。

定期テストの第1回目は学校によって異なりますが、概ね5月中旬から下旬にかけて行われます。定期テスト前は学習計画を立ててテスト勉強に励むことになりますが、ちょうど新しい環境で気が張り、疲労も出やすい時期と重なります。

気疲れと初めてのテストへの不安と緊張感が一挙に押し寄せるため、「しっかり勉強しないと!」と叱咤激励ばかりするのは考えものです。子どもが落ち着くような雰囲気を家庭内で作り、声がけも「頑張れ」ばかりにならないようにしましょう。