進学するだけで社会人並みの忙しさになる
小学6年生と中学1年生は1歳しか違いませんが、生活スタイルが「子ども」から「ほぼほぼ大人」へと劇的に変わります。
たとえ学区内の中学校に進学しても、小学校より遠くなり家を出る時間が早くなるケースもあります。部活動があれば帰宅時間も遅くなり、平日に塾があれば帰宅後軽食をとったらすぐに塾へ向かう。
塾が終わって帰宅する頃は夜の10時で、そこからご飯を食べてお風呂に入って明日の準備をしているとあっという間に一日が終わります。自分の親よりも就寝時間が遅くなることも珍しくありません。
多くの人々が当然のように歩んできたので「普通に乗り越えるもの」と捉えられている感は否めません。しかし親の方も「自分も通ってきた道だし」と先輩風を吹かせて軽くあしらうのは禁物です。
「中1ギャップ」をすんなり乗り越えられる子もいれば、時間がかかって思うようにいかない子もいます。「自分が大丈夫だったから我が子も大丈夫」と安易に考えず、いつも以上に子どもの様子を気にかけましょう。
全てが変わる中学校生活
制服、部活動、定期テスト。つい最近までランドセルを背負って通学していた子がガラリと変わる中学校生活にすぐに適応するとは限りません。
やはり最も身近な存在である親が「中1ギャップ」を理解し、小学校と中学校の違いを日頃から話し合ってみたり入学後の不安を聞いてあげるなどサポートしていきたいですね。
参考資料
中山 まち子