3. 「高額受給者」は、厚生年金保険料を負担しているのか

厚生年金は、納めた金額で受給額が変わることがわかりました。シンプルに考えれば、一番高いゾーンの年金をもらう可能性のある人は、標準報酬月額表の一番上段階にいる人であるといえそうです。

それでは、そのあたりに位置する「高額受給者」の厚生年金保険料はいくらなのでしょうか。日本年金機構の「標準報酬月額表」をもとに、30段階目以上の年金保険料の負担額(会社と折半した後の金額)をチェックしてみましょう。

  • 30段目…5万3985円(標準報酬月額:59万円)
  • 31段目…5万6730円(標準報酬月額:62万円)
  • 32段目…5万9475円(標準報酬月額:65万円)

参考:日本年金機構「令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和4年度版)」