賃貸の家賃は長く払い続けるため、少しでも安くしてもらいたいところ。そのためには家賃交渉をしなければなりませんが、その成否はタイミングが大きな鍵を握ります。

ここではいつ家賃交渉をしたらベストなのか、そして値下げする物件に潜む注意点をお伝えします。

入居前の家賃交渉は4月〜8月がベスト

家賃交渉をするなら、4月中旬から8月末の閑散期がベストと言われています。4月以降は入社や入学で新しい住まいを求める需要が落ち着き、さらに暑い夏はどんな商売でも客足が遠のきます。そのため空室がなかなか埋まらず、多少家賃を下げても入居してほしいと考えるオーナーがいても不思議はないからです。

実際のアパート・マンション経営では、融資を受けて物件を購入しているオーナーも少なくありません。毎月の融資返済があれば、空室は一刻も早く解決したい問題です。この点も空室が埋まりにくい4月から8月に家賃交渉をすれば、応じてもらいやすい要因と言えるでしょう。