審査中の家賃交渉は避けるべき

賃貸の契約を結ぶとオーナーや管理会社などが、入居希望者が安心して部屋を貸せる人かどうか審査します。契約を結んでこの審査に入ったタイミングで、家賃交渉をするのは避けた方が無難です。

契約は家賃を含めた条件に納得してサインするものです。それを後になって変えて欲しいと言い出しては、オーナーや管理会社に悪い印象を持たれかねません。入居後もあれこれクレームを付けられないか?と心配され、審査に影響して入居を拒否される可能性もあります。

契約後に家賃交渉のことが思い浮かんだとしても、一度結んだ契約は受け入れ、次に紹介する更新のタイミングで交渉した方が良いでしょう。

入居後は更新のタイミングで家賃交渉を

入居した後に家賃交渉をするなら、契約を更新するタイミングがおすすめです。更新とはいえ新たな契約であり、家賃を含めて条件を見直すことが可能です。

しかもオーナーにしてみればそれまでの入居実績があるため、新たな入居者より信用があり交渉はしやすいはずです。しかも値下げを断って退去されてしまえば、新たな入居者を探す手間や時間がかかってしまいます。

ただし前述した1月から4月上旬のような、入居希望者が多い時期はやはり交渉を避けた方が良いでしょう。このタイミングでは次の入居者が現れやすく、交渉に応じてもらえない可能性があるからです。そのため更新が繁忙期になるときは、それよりも前に交渉を始めてみると良いかもしれません。

またそれまで家賃の滞納やトラブルなどが無かった人のほうが、オーナーの心象が良く値下げしてもらいやすくなります。逆に入居中に何らかの問題を起こしているようだと、家賃の交渉は難航するかもしれません。