家賃交渉をするときの3つのポイント

ここからは、家賃交渉を実際にするときのポイントを解説していきます。

家賃交渉のポイント1. 丁寧な話し方で交渉する

実際に交渉するときは、できるだけ丁寧な話し方で対応するようにしましょう。「こっちは客だ」「値下げしないなら他の物件にしてしまうぞ」といった横柄な態度では、担当者もオーナーも値下げをしてやろうという気持ちにはなりません。

もちろんオーナーや不動産会社は空室を埋めたいと考えています。しかしそれ以上に避けたいのが、家賃滞納や他の入居者とのトラブルです。横柄な態度の人はそうした問題を起こすのではないかと見られ、交渉が成功しないどころか入居審査で落とされることもあり得ます。

入居後に交渉するのも同様で、入居中に家賃滞納やトラブルを起こしていれば交渉の大きなマイナス材料です。きちんと誠実な態度で入居していた方が、値下げ交渉をしやすくなります。

家賃交渉のポイント2. 家賃以外で交渉してみる

もし家賃の値下げが難しい物件なら、家賃以外で交渉してみるのも良いかもしれません。例えば敷金・礼金のある物件ならその一部や、不動産会社の仲介手数料などを割引できないか聞いてみるのです。

家賃を値下げすると、その情報が他の入居者に伝わり値下げを要求されないか懸念するオーナーもいます。そのため家賃の値下げはできないものの、1ヶ月分の家賃をサービスなど他の形で対応してもらえる可能性はあります。

不動産会社の担当者と良好な関係ができているようなら、家賃以外の交渉を試してみても良いでしょう。

家賃交渉のポイント3. 契約する意思をはっきり伝える

家賃交渉をするときに非常に重要なのが「値下げをしてくれたら契約する・更新する」という意思をはっきり伝えることです。この一言を付け加えるかどうかで、交渉の成功率は大きく変わります。

「値下げできるかわかってから、契約するか考える」というスタンスでは、オーナーは値下げを真剣に考えてくれません。また不動産会社の担当者も、わざわざ時間をかけてオーナーを説得するようなことはしないでしょう。

「正規の家賃で入居してくれる人を探した方が早い」と考えられてしまえば、交渉は成立しないのです。