家賃の値下げ交渉は、何をどう伝えるかで成功率が大きく変わります。ただ賃貸をあまり借りたことがなく「どのように家賃交渉したら良いかわからない」という方も多いでしょう。

そこで今回は、家賃交渉の準備や具体的な方法を詳しく紹介します。このポイントを押さえれば、きっと交渉が成功しやすくなるはずです。

【間取り別】47都道府県の賃料の推移

【出典】全国賃貸管理ビジネス協会

家賃交渉前に知っておきたい2つの条件

家賃交渉では、あらかじめ知っておきたい前提条件が2つあります。

家賃交渉で知っておきたい条件1. 値下げの決定権は不動産会社ではなく「オーナー」

1つは部屋を仲介する不動産会社の担当者に値下げの決定権はなく、決めるのはあくまで部屋のオーナーであることです。これからお伝えする交渉の材料を準備し、それを担当者からオーナーにしっかり伝えてもらうことで交渉は成功します。

家賃交渉で知っておきたい条件2. 家賃交渉ができない物件もある

もう一つは、どの部屋も家賃交渉ができるとは限らない点です。賃貸の部屋はオーナーがローンを組んで購入していることも多く、家賃のほとんどを返済にあてているケースも珍しくありません。こうした物件に交渉しても、残念ながら値下げは期待できないでしょう。

家賃交渉は、この2つの条件を十分に理解したうえで臨むことが大切になります。