国家公務員の退職金「2000万円」を超える割合は?
同資料によると、令和2年度末で退職金を受給した人は2万9641人。
このうち、定年退職で2000万円以上の退職金を受給した人の割合を確認しましょう。
- 常勤職員:30.8%
- 常勤職員のうち「行政職俸給表(一)適用者」:55.9%
「公務員は退職金が2000万円以上もらえる」という声もありますが、実際には常勤職員で30.8%というのが現状ということです。
退職金には税金がかかることもお忘れなく
退職金が2000万円を超える公務員も一定数います。
会社員の方でも、勤続年数や業績、会社規模によって2000万円に届くところもあるでしょう。
ただし、普段の給与と同じく額面と手取り額は違います。退職金にも税金がかかるのです。
勤続年数によって、退職金から下記の所得控除が行われます。
所得控除額を引いた金額に2分の1をかけた金額が、「課税退職所得金額」。ここに所得税率をかけることで、天引きされる税額が求められます。
手取り金額が減ることについて、しっかりマネープランに組み込んでおきましょう。