定年退職に向けて考えておきたいこと
公務員の退職金についてみていきました。
2000万円以上の割合を見ることで、意外に少ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
企業では退職金の制度がなくなる動きもあるため、「退職金があるから」と老後の備えをしないのはリスクが高いです。
今から定年退職に向けてできることは何があるのでしょうか。
年金見込み額を知っておく
定年退職を迎えると、再雇用や再就職などで働き続ける方もいます。
しかし働き続けるには健康であるなど、環境が整っていることが必要です。収入も現役時代に比べるとガクンと下がる方が多いでしょう。
老後を支えるのは、主に年金収入となってきます。
そこで、まずは自分が受給できる年金の見込額を知っておきましょう。
年に一度送られて来るねんきん定期便をしっかり確認している方は少ないかもしれません。
50歳以上のねんきん定期便には、年金の見込額が記載されています。
一方50歳未満のねんきん定期便には「これまでの加入実績に応じた年金額」が載っているため、見込額が少なく感じるかも知れません。
ねんきんネットではさまざまな条件のもとでシミュレーションできるので、試してみてもいいでしょう。
資産形成を行う
老後は年金と退職金だけで乗り切るのは心許ないものです。
今のうちにコツコツと資産形成をしておきましょう。
低金利の今、預貯金だけではなく資産運用にも目を向けてみるといいですね。
現役時代のうちに資産運用に慣れておけば、定年退職後も運用を続けることも可能です。そうなれば、資産寿命を延ばすことにもなります。
定年退職の季節。将来のマネープランについてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
LIMO編集部