「小4の壁」というと、学力差が出てくるという勉強面での負のイメージがありますが、心の成長も顕著です。

10歳ごろから自分と周りとの違いに気がつき始め、やがて来る思春期への入口にもなります。

自己肯定感が高く何事も積極的に取り組む子がいる一方で、自分に自信が持てず何事も後ろ向きになってしまう子も出てきます。

そしてクラス内の役割や立ち位置がよりハッキリしてきます。

「この子はリーダーシップをとる子」「あの子はムードメーカー」「静かで自分の意見をあまり言わない子」と小学4年生になると昭和の頃から変わらずある、クラスの雰囲気が確立してくる学年です。

しかし、学校での立ち位置や勉強面での変化だけにはとどまりません。子どもの内面が変わっていく課程で、身近な人への反抗心も芽生えてきます。