コロナ禍の影響も見過ごせない
国立成育医療研究センターは2020年以降、「コロナ×こどもアンケート」と題するコロナ禍による子どもや保護者の心の変化を調査しています。
調査結果からは「学校生活が急激に変わり学校行事の中止や会話の制限など窮屈な思いをし、ストレスを抱えている子ども達」の様子が浮き彫りになっています。
2021年2月19日から3月31日にかけて調査した「第5回コロナ×こどもアンケート」では、からだの健康や心の健康が全国的に臨時休校中だった2020年5月に比べて低下していることが明らかになりました。
反抗期は親にとって厄介なものですが、周囲の人へ当たり散らすこともできず殻に閉じこもっているのは、子どもからの無言のSOSです。コロナ禍によりあらゆる世代が影響を受けている中で、日々成長している子ども達の心身に与える影響は計り知れません。
親子の衝突が増えると広い心を持って接することは難しいですが、必要以上に目くじら立ててきつく叱りつけるのは避けたいところです。