公的年金は基礎年金と厚生年金の2階建て構造
まずは日本の公的年金制度をおさらいしましょう。
2階建てのうち、1階部分が老齢基礎年金(国民年金)です。日本に住む20~60歳未満の全ての人が加入し、毎月一律の保険料を納めます。
先ほどご紹介した「平均月額約5.6万円」というのは、こちらの老齢基礎年金の平均額です。
一方2階部分にあたるのが厚生年金(老齢厚生年金)。
厚生年金に加入できるのは、常時従業員を使用する会社に勤務している70歳未満の一定の人です。
保険料は収入によって決まり、納めた保険料や加入期間で年金の額が決定します。この金額と国民年金を合算した保険料を、給与天引きにて納めています。
実際いくら受給しているかについて、次で深彫りします。