もうすぐ3月。会社員や公務員の方の中には、定年退職を迎える方もいます。
比較的安定したイメージのある公務員は、「退職金が2000万円を超える」という声も聞かれますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は公的資料を参考に、国家公務員の退職金について見ていきます。退職金にかかる税金も確認しながら、その実情を紐解いていきましょう。
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公務員には2種類ある
公務員とひとくちに言っても、その種類は多岐に渡ります。
ここでは国家公務員と地方公務員という大きなカテゴリーで区別してみます。
- 国家公務員…省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官等
- 地方公務員…市区町村・役場職員、教員、警察官、消防官、自治体の議員等
国家公務員は約58万8000人、地方公務員は約275万7000人います。
この国家公務員うち、「人事院勧告の対象となる給与法適用職員」の退職金については、内閣官房の「令和2年度退職手当の支給状況」で確認できます。