国家公務員のうち退職金を受給した人数と金額

まずは同資料から、国家公務員で退職金を受給した人数と平均金額を確認します。「常勤職員」と、そのうちの「行政職俸給表(一)適用者」にわけて見ていきましょう。

常勤職員

  • 受給者数:2万9641人
  • 平均支給額:1023万9000円

常勤職員のうち「行政職俸給表(一)適用者」

  • 受給者数:7140人
  • 平均支給額:1507万4000円

行政職俸給表(一)適用者とは、一般行政事務を行っている職員のこと。役職や階級別に割り当てられた給与体系が適用されます。

こうして見ると、国家公務員の平均退職金は2000万円を超えないことがわかります。

こちらの金額には自己都合など、勤続年数が低い人の退職金も含まれます。そのため、定年退職で受け取れる退職金のイメージとは少し離れてしまうかもしれません。

そこで、次は退職理由ごとの平均金額を確認します。