吉野家の直近業績で売上高や営業利益はどうであったか

吉野家が2022年1月12日に発表した2022年2月期の第3四半期決算では、売上高が113,475百万円(前年同期比10.6%減)、営業利益が1,395百万円(前年同期は5,336百万円の損失)、経常利益が11,092百万円(同3,892百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が6,153百万円(同5,499百万円の損失)となりました。

減収は、株式譲渡によって京樽を連結の範囲から除外したことが主な要因となりました。

前期に国内外で実行した大規模な営業時間の短縮、店舗休業の反動影響に加え、第3四半期の国内事業の既存店売上高の回復やアメリカ、中国の既存店売上高の堅調推移を背景に、京樽の連結除外の影響を考慮すると増収となりました。

営業損益については、コスト削減や販売価格の改定、販売管理費低減などの取り組みが奏功し、黒字となりました。

経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益については、各自治体からの営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金や雇用調整助成金などの助成金等収入を計上したことにより、大幅に増加しました。

まとめにかえて

牛肉の値上がりにつながる要因はいくつかありますが、今回は先物市場での原油や穀物の価格に焦点を当て、紹介しました。

記録的な値上がりを見せる、原油や穀物の市況。

今後も注目です。

参考資料

石津 大希