国民年金（基礎年金）の受給額は？（1階部分）

では、ここからは厚生労働省年金局が2021年12月に公表した「令和2年度　厚生年金・国民年金事業年報」より、自営業・フリーランスなどの「第1号被保険者」や、専業主婦（主夫）などの「第3号被保険者」が受け取る、国民年金（基礎年金）の受給額から確認していきましょう。

国民年金・平均年金月額

  • 全体…5万6252円（男性…5万9040円・女性…5万4112円）

国民年金の受給額にはさほど男女はなく、国民年金の満額（約6万5000円）に近い数字になっていることがわかります。

厚生年金の受給額は？（2階部分）

続いて同資料より、会社員や公務員が受け取る厚生年金の受給額をみていきましょう。

厚生年金保険（第1号）平均年金月額

  • 全体…14万4366円（男子…16万4742円・女子…10万3808円）

こちらは、男女の差が約6万円と大きくなっているのが見てとれます。結婚や出産、育児などで家庭に入る可能性の高い女性の受給額が低くなっていると考えられるでしょう。