老後を考えるなら「早めに」が大事
公務員と会社員の退職金を参考にしながら、老後の備えについて考えてきました。大原則として、退職金だけをあてにした老後計画はリスクがあります。定年退職を一つのゴールとして、それまでにある程度資金を貯める必要があるでしょう。
多く時間をかけられた方ほど、退職後の生活にはゆとりが出ます。「目の前の教育費や住宅ローンで精一杯」という家庭も多いですが、少しずつ考えていくことが大切です。
教育資金や生活費とは別に、老後資金は色分けして貯める計画を立ててみましょう。貯蓄以外にも、保険や運用など方法は多岐に渡ります。情報収集することで、自分に合う方法を見つけてみましょう。
参考資料
- 内閣官房「退職手当の支給状況(令和2年度退職者)」
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 退職給付(一時金・年金)制度 表番号 32産業・企業規模、退職給付(一時金・年金)制度の有無、形態別企業割合」
- 人事院「国家公務員給与の実態」
太田 彩子