第25回オリンピック冬季競技大会(2026/ミラノ・コルティナ)が幕を開けました。

関東地区における序盤のテレビ視聴率動向について、ビデオリサーチの集計によると、2月8日夜にNHK総合で放送された「フィギュアスケート団体」が世帯平均視聴率14.1%(個人8.8%)を記録し、現時点で今大会の最高値をマークしています。

現地と8時間の時差があるのにもかかわらず、その他の番組でも軒並み高視聴率であることがわかりました。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【ミラノ・コルティナ五輪視聴率】「フィギュアスケート団体」が世帯平均視聴率14.1%(個人8.8%)を記録!【ビデオリサーチ調べ(関東地区・日報)】

1/4

テレビ視聴率

Luca Santilli/shutterstock.com

今大会はイタリアとの時差(8時間)の影響で、多くの競技が日本時間の深夜から早朝にかけて行われています。

2月6日深夜(7日未明)に生中継された「開会式」こそ、世帯視聴率3.2%に留まりましたが、翌7日朝の日本テレビ系「開会式ハイライト」が世帯視聴率10.3%と二桁を記録。

リアルタイムでの視聴が困難な深夜帯を避け、午前中のダイジェスト番組で競技を楽しむ視聴スタイルが明らかになりました。

以下は2026年2月6日~8日の「第25回オリンピック冬季競技大会(2026/ミラノ・コルティナ)』主な関連番組視聴率(関東地区・日報)」番組平均視聴率(%)です。

※視聴率調査は標本調査と言われるもので、標本調査から得られる結果は標本誤差(統計上の誤差)を伴います

2/4

テレビ視聴率

出所:「ビデオリサーチ調べ」(関東地区・日報)※視聴率は「個人視聴率(個人全体)」並びに「世帯視聴率」を元にLIMO編集部作成

1.1 2月6日(金)の数字

17:25〜(360分)|テレビ朝日
視聴率:世帯 11.5% / 個人 6.6%
主な競技:フィギュアスケート団体予選(アイスダンス・リズムダンス/ペアSP/女子シングルSP)

27:58(※午前3時58分)~(62分)|NHK総合
視聴率:世帯 3.2% / 個人 1.4%
主な競技:開会式

1.2 2月7日(土)の数字

05:00〜(120分)|NHK総合
視聴率:世帯 5.7% / 個人 2.8%
主な競技:開会式

08:25〜(120分)|日本テレビ
視聴率:世帯 10.3% / 個人 5.8%
主な競技:開会式ハイライト

18:00〜(155分)|テレビ朝日
視聴率:世帯 8.8% / 個人 5.6%
主な競技:フリースタイルスキー予選(女子スロープスタイル)

19:30〜(30分)|NHK総合
視聴率:世帯 8.6% / 個人 5.1%
主な内容:スタジオトーク、ハイライト

20:35〜(79分)|テレビ朝日
視聴率:世帯 8.5% / 個人 5.3%
主な競技:スノーボード予選(男子ビッグエア)、フィギュアスケート団体予選(女子シングルSP/ペアSP/アイスダンスRD)

1.3 2月8日(日)の数字

18:05〜(40分)|NHK総合
視聴率:世帯 9.3% / 個人 5.5%
主な競技:スノーボード予選(女子・男子パラレル大回転)

19:15〜(40分)|NHK総合
視聴率:世帯 14.1% / 個人 8.8%
主な競技:フィギュアスケート団体(予選:アイスダンスRD/ペアSP/女子シングルSP/男子シングルSP、決勝:アイスダンスフリーダンス)

日本勢のメダル獲得が期待されるフィギュアスケートは、平日の夕方枠(2月6日、テレビ朝日系)でも世帯視聴率11.5%という高い数字を獲得しており、日本人の関心の高さがわかります。

スノーボードやフリースタイルスキーなどの予選も世帯視聴率8~9%台で推移しており、大会中盤以降の日本代表の活躍次第で、さらに数字が伸びることが予想されます。

2. 【視聴率】「世帯視聴率」と「個人視聴率」の違いについて解説

3/4

テレビ視聴率

Bascar/shutterstock.com

ビデオリサーチのホームページによると、「世帯視聴率」はテレビ所有世帯のうちどのくらいの世帯でテレビが見られていたかを表す割合を指します。

他方「個人視聴率」は、世帯内の4才以上の家族全員の中で、誰がどのくらいテレビを視聴したかを示す割合です。視聴者を性年齢、職業などに分けて個人の視聴を捉えることもできます。

また、世帯視聴率は、世帯内の1人が視聴していても、全員が視聴していても、「視聴あり」とカウントするのに対し、個人視聴率は世帯内の何人が見ていたかも数値に反映されるため、ほとんどの場合、世帯視聴率のほうが高くなります。

3. 放送業全体の売上高のうち、約65%は「地上テレビジョン放送」

視聴率に関連して、総務省が公開している白書「令和7年版データ集」のなかで、「放送業の売上高」を見てみましょう。

3.1 放送業の売上高(2023年度)

※「有線テレビジョン放送」の売上高は、ベーシックサービス、ペイサービス(有料チャンネル等)難視聴再放送サービスによる売上を含む。

  • 地上テレビジョン放送:1兆8798億3400万円
  • 地上ラジオ放送:1396億7400万円
  • 衛星放送(BS、東経110度CS、その他CS):2078億9000万円
  • その他の放送サービス:734億7200万円
  • 有線テレビジョン放送:5911億3100万円
  • 合計:2兆8920億円

日本の放送業における総売上高は2兆8920億円となっており、「地上テレビジョン放送」がその市場の圧倒的なシェアを占めている現状が伺えます。

3.2  地上テレビ放送が全体の6割以上を占める

放送業全体の売上高のうち、約65%にあたる1兆8798億円が「地上テレビジョン放送」によります。地上波テレビが放送業界における最大の収益基盤であることがわかります。

3.3 有線テレビ(ケーブルテレビ)も約20%を占め第2のシェアに

地デジに続いて大きな割合を占めるのが「有線テレビジョン放送」です。

売上高は5911億円(約20.4%)となっており、ベーシックサービスや有料チャンネル、難視聴対策の再放送サービスなどが含まれており、地域密着型や多チャンネルサービスが一定の市場規模を維持しています。

3.4 衛星放送とその他のメディアの状況

衛星放送(BS・CS)の売上高は2078億円(約7.2%)となっており、地上波や有線放送に続く第3位のシェアとなっています。なお、「地上ラジオ放送」は1396億円(約4.8%)にとどまっています。

いかがでしたでしょうか。

放送業界の収益構造は、地上テレビ放送が中心となっています。

それに第2位の有線テレビが約20%で続いています。これら上位2つのメディアで業界全体の売上の約85%を占めている現状がわかりました。

参考資料

LIMO編集部