貯蓄から資産運用へ
目標となる資産額がわかれば、実際に貯蓄を開始します。すでに貯蓄している口座がある場合でも、できれば口座を分けて貯めましょう。この時、お金の置き場所として資産運用を選択するのもひとつです。資産運用には3つのコツがあるので、ここでご紹介します。
1.分散
資産運用には、少なからずリスクがあります。このリスクを抑えるために有効なのが、「分散」です。
一つの金融商品に集中して貯めるのではなく、万が一のリスクに備えて分散しておきましょう。これは資産運用の中だけに限らず、お金の管理全般に当てはまります。元本が保証されている銀行預金であっても、インフレ等のリスクがあるからです。
預貯金・保険・運用のメリットデメリットをうまく補い合い、分散して管理しましょう。
2.長期
運用期間もポイントです。投資はかけられる時間が長ければ長いほど有利なので、老後まで数十年ある方には武器になります。日々値動きはありますが、長期で持ち続けることが重要です。そのためにもなるべく早くスタートを切りたいですね。
3.積み立て
運用成果を安定させるためには、積立投資も有効です。毎月コツコツと積み立てる方式なので、安いときにはたくさん、高い時には少しだけ買い付けることができます。また積立投資であれば、自動的に買付が続くので”ほったらかし”でOKという魅力もあります。リスクの面でも管理の面でも、投資初心者には向いているといえるでしょう。
資産運用は預貯金と違い、「リスクをとれば高いリターンが期待でき、リスクを抑えるとリターンも少なくなる」という特徴があります。ただし上記のコツを押さえればリスクを減らすことはできるので、検討してみるといいでしょう。