「貯蓄ゼロ」にならないために、最も注意したいこと

60代の平均貯蓄額は1745万円、中央値では875万円でした。さらに3000万円以上は19.6%、貯蓄ゼロは18.3%であることもわかりました。

最も注意したいのは、「教育費や住宅ローンの返済が終われば貯蓄できるだろう」と思い込んでしまうことです。年齢にもよりますが、これらのライフイベントの終了時と定年退職時は、そう離れていないことがほとんどです。貯蓄には長期の視点が必須なので、後回しにせず早めに計画しましょう。

子育て世代では、なかなか老後資金に手が回らないかもしれません。しかし働き盛りの世代ほど、時間を味方につけた資産運用の効果が発揮できます。将来に不安を感じた今をスタートラインとして、まずは情報収集から始めてみませんか?

参考資料

太田 彩子