長期戦になりつつあるコロナ禍。さらには加速する少子高齢化で、将来への不安を抱える方は多いです。とりわけ定年退職後の老後生活は、少ない年金と貯蓄でまかなえるのか心配になりますよね。

コロナ禍ではボーナスカットや減額が行われた企業も多いですが、公務員は景気の波に左右されないイメージがあります。なかなか聞きにくい退職金事情について、今回は国家公務員に絞ったデータをまとめてみました。

一部では平均2000万円あると言われる公務員の退職金。その実情を探ってみましょう。

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国家公務員は何人いる?

公務員には2種類あり、国家公務員とは別に地方公務員も存在します。

  • 国家公務員:省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官 など
  • 地方公務員:市区町村の役場職員、教員、警察官、消防官、自治体の議員 など

国家公務員は現在約58.8万人いて、そのうち人事院勧告の対象となる給与法適用職員は約28.0万人です。ちなみに地方公務員は約275.7万人なので、国家公務員の方が少数であることがわかります。

国家公務員が支給される退職金はいくらぐらいなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。